今年も、もうすぐ終わろうとしています。
振り返ると、大きな出来事よりも、日々を無事に終えることに心を尽くしてきた一年だったように思います。毎日をやり過ごすことで精一杯で、「当たり前」と呼べる日々は、ほとんどなかったように思います。その一日一日を、私たち家族は決して一人で歩んできたわけではありませんでした。

在宅療養支援クリニックの院長先生、主治医の先生、夜間帯の診療を担当してくださった先生、看護師さん、ソーシャルワーカーさん、そして、往診の時間調整や取り次ぎを、いつもあたたかな声で対応してくださる電話の皆さん。
ケアマネジャーさん。いつも、暮らし全体を見て支えてくださいました。24時間体制で見守ってくださる訪問看護の皆さん。訪問リハビリの皆さん。訪問入浴の皆さん。母のショートステイを受け入れてくださっている、介護老人保健施設(老健)の職員の皆さん。
レスパイト入院を受け入れてくださっている病院の皆さん。訪問歯科の先生方と、歯科衛生士さん。調剤薬局の皆さん。福祉用具の方。介護タクシーの方。保険外介護士さん。名前を挙げきれないほど多くの皆さんに、この一年を支えていただきました。
一つひとつは、声をかけてくださることだったり、さりげなく手を添えてくださることだったり、予定を調整してくださることだったり。決して目立つものではないけれど、その積み重ねが、両親の在宅での暮らしを、そして家族それぞれの生活を、静かに守ってくださいました。
多くの方が関わってくださっているにもかかわらず、いつも一つの流れの中で支えられているような安心感があります。その流れの中に、私たち家族もそっと加えていただいているように感じています。

言葉にする機会は少ないのですが、心の中では何度も「ありがとうございます」と思ってきました。この一年、本当にありがとうございました。また来る一年も、日々の暮らしと尊厳が守られる時間が続きますように。