日々のこと
秋分の日と、おはぎの思い出

明日は秋分の日。昼と夜の長さが同じになるこの節目に、おはぎのことが心に浮かびます。 東北に6年間暮らしていたころ、初めて出会ったのはウグイス色の大豆をまぶしたおはぎです。鮮やかな緑色に驚きながら口にすると、やさしい香ばし […]

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日々のこと
「父をリスペクトしています」−家族で伝える敬老の日の思い

9月の風に、少し秋の気配を感じるようになりました。敬老の日が近づくと、ふと心によみがえる出来事があります。 5年前のことです。弟が父を、昔よく連れて行ってもらった思い出の公園へ案内しました。緑の中で並んで撮った一枚の写真 […]

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秋のきざしー祈りの園生の窓辺

朝夕の空気に少しずつ涼しさが混じり、夏の名残の中にも秋のきざしを感じるようになってきました。 わが家では、父と母の部屋を「祈りの園生(そのう)」と呼んでいます。その窓や壁には、この夏ずっと金魚のシールを貼って、涼やかさを […]

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夏の終わりに迎える恵みー父の91歳の誕生日

週間天気予報では、まだまだ34〜35℃の暑さが続くと伝えられています。けれど暦の上では立秋を過ぎ、朝に響く蝉の声も、どこか控えめになってきたように思えます。夏の盛りの中にも、静かに季節が移ろっていく気配があります。そんな […]

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やわらかな光とともに始まる、わが家の朝

目覚めると、心の中で毎朝祈ることばがあります。 「私のこの手が父と母の手となりますように。私の目が母の目となれますように。私の口があたたかな言葉を語ることができますように。そして、愛の乏しい私の心を、あなたの愛で満たして […]

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姉の帰省、そばにいてくれたあたたかな時間で

姉から「帰るね」と連絡があると、つい「掃除をしないと」「布団を干さなきゃ」「食事は何を作ろう」と、慌てる自分をまるでイベント前の母親みたいに感じます(笑)。 けれどいざ顔を合わせると「よく来てくれた」と心から嬉しくなり、 […]

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祈りの園生(そのう)と可愛い小さな老人ホームごっこ

両親の部屋に入ると、窓からやわらかな光が差し込んでいました。父は元牧師、母はクリスチャンで、よく祈る人。母がこの家を「祈りの家」と呼ぶようになりました。 6畳の和室をフローリングに替えた両親の部屋は、ちょっとした2人部屋 […]

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レスパイト休暇 ― ひとときの休息、ささやかな息抜き

介護にひと息。レスパイトとショートステイで、心の奥に置き忘れていた私と再会した時間。 レスパイトとは、介護する人が一時的に介護から離れ、心と体を休めるための仕組みのことです。自宅で両親の介護をしていると、気づかないうちに […]

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